整骨院にて、院長先生から聞いた話が面白かったのでシェアします。
院長先生は患者さんが立ち仕事かデスクワークかはなんとなく分かるそうですが、その人の家の構造や家具の配置もイメージできるそうです。
たいていの人は身体が左右のどちらかにねじれており、家具の配置や物の置き場も影響しているのだとか。
何か物を取るとき、家の構造に沿って動くとき、身体は必ず決まった動作を日々繰り返すことになり、その結果、左右のバランスが崩れると。
人が部屋の模様替えをしたくなったとき、それは「気分を変えたい」という脳の思考が理由だと思いがちですが、実は身体が「この動きは嫌だ」とメッセージを発しているんだそうです。
本当かな?
そこで思い出したのが、私がスタンディングデスクを使っているときのことです。
デスクの足元にはAmazonで買ったステッパー(※放置気味)が置いてあり、それを避けてデスクを使おうとすると、身体がちょっと右側にねじれるのです。
しかもそれが毎日ですから、少しずつ積み重なって身体に影響していることは十分考えられるなーと思いました。
これも一種の過剰最適化なのかもしれません。
院長先生いわく、歯磨きのコップを棚の右側から左側に置き変えるだけでも身体の反応は変わる、とのことでした。
そして、だいたいコップの配置はいつの間にか元に戻っている、とも。
慣れている動作のほうが楽だからでしょうね。
コンビニもお客さんが商品を買いたくなるような棚と物の配置になっているといいますし、「動線」が人の意識と身体に及ぼす影響は想像以上に大きいのかもしれません。
物が少なくてスッキリした部屋にいると気分が良いのも、目の前にあふれるモノにいちいち意識をとられないで済むのに加えて、動きを不自然に制限する縛りがなくて身体が楽に動かせるからかな?と思ったりしました。
いずれにせよ、スタンディングデスク下のステッパーは移動させようと思います。
面倒くさがってずっと動かさなかったんですけど、まぁ、普通に邪魔ですしね。