HPVワクチン「シルガード9」を打って2年経った所感

HPVワクチン「シルガード9」を打って2年経った所感

私はHPVワクチン(子宮頚がんワクチン)の「シルガード9」を打っています。
接種は全3回で、2021年10月に1回目、同年12月に2回目、2022年4月に3回目を終えています。

私は接種対象年齢からもキャッチアップ接種対象年齢からも外れていたため、すべて自費での接種でした。
1回33000円で、それに初診料や再診料がかかった形です。

「シルガード9」を選んだのは、「どうせ高額なお金を出すなら、最強のやつ一択でしょ!」という気持ちからです。

HPVワクチンで最も効果が高いが値段も高い9価ワクチンですが、私は費用に抵抗を感じることはありませんでした。
むしろ、お金を出して予防できるのなら安いものだと思っていましたし、今でもそう思います。

それに、私は注射は痛いから嫌いなものの、予防接種そのものにはまったく抵抗がなく、積極的にバンバン打つ人間です。

心理的抵抗があったとすれば、それはかつてマスコミで騒がれた「副作用」です。

とはいえ、今や多くの医療従事者の方々がテレビ番組やネットを通じて「自分はHPVワクチンも接種済みである」と公表し、「多様な症状」とHPVワクチンの因果関係が証明されていないこと、諸外国ではHPVワクチンの接種率が高く、実際に予防効果が見え始めていることも発信されています。

正直、私が「打たなきゃ!」と強く思ったきっかけは、当時SNSで見かけた「HPVワクチンの供給量が不足している」という投稿でした。

誰の投稿かもわからないし、もうその投稿を追うこともできませんが、「供給不足」という言葉は私に相当なインパクトを与え、そこから近くの病院を探して予約するまでは非常にスピーディーでした。
貧乏性と言ってしまえばそれまでですが。

さて、3回目の接種ですらもう2年以上前なので、打った当時どうだったかは正直もう覚えていません。
ただ、具合が悪くなった記憶はなく、覚えていないということは、特に問題は起きなかったということです。

予防接種の流れは、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチンと変わらなかったと記憶しています。
医師による問診や検温などの診察を受け、説明書と注意事項を読み、注射で腕からワクチンを体内に送り込み、規定時間まで院内で様子を見て、問題なければお金を払って家に帰る、という感じですね。

新型コロナワクチンは副作用がしっかり出ましたが、HPVワクチンについては自覚できるような副作用は特にありませんでした。
なお、身体の強さに関しては、私はそこそこ丈夫なほうで大病や大怪我の経験はなく、1年のうちにちょこちょこ風邪をひく、というレベルです。

「HPVワクチンは打ったほうがいいのか?」という悩みの裏側には、さまざまな不安があることと想像します。
それは健康を損なう恐れかもしれないし、家族や友人、パートナーとの関係性、または思想の違いといった問題が背景にあるのかもしれません。

結局のところ、HPVワクチン接種に悩んでいる場合は、医療機関で相談してみるのが一番いいです。
私は始めからワクチンを打つ気で病院へ行ったのでその場で即決しましたけれど、もし考える時間が欲しければ、その日は相談だけして家に帰ることもできたはずです。

当時のSNSで見かけた投稿で、「HPVワクチンを打たなかったことで、これから日本では子宮頚がんの死亡率がどんどん上がるんだろうな」という誰かの言葉が忘れられません。
細かい表現は実際とは異なっているかもしれませんが、こんな感じのニュアンスでした。

私はずっと健康で長生きしたいから、病気のリスクを1つでも下げられればと思い、HPVワクチンの予防接種を受けました。

ワクチン接種に悩む人へ、私の経験で何か参考になる部分があれば嬉しいと思います。

Wrote this article この記事を書いた人

Sawako

元公務員フリーランス。日々模索中。好きなものは本とお茶と果物。仕事はWEBライティングを中心に、WEBメディア運営アシスタント・役者など。

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