私の場合は、給与から毎月5万円を天引きしていました。1年で60万円貯まると考えると結構大きいですね。
ボーナスはまとまった額の買い物や月々の赤字を補填するのに使っていた記憶があるので、こっちからは意識して貯金に回してはいませんでした。
「これを買うため」みたいな目的を持って貯金していたというより、とりあえず「社会人なら貯金するもんだ」という認識で天引きを申し込んで、あとは毎月勝手にお金を貯まらせていたという感じです。
かといってひたすら節約生活だったかというと、そうでもないです。というのも、私はそもそも貯金しやすい環境にいたんですね。
まず、高給ではないけれど毎月確実に一定額が入ってくる&ボーナスも出る職業に就きました。社会人になってから数年は実家暮らしをしていましたし、一人暮らしになったときは社宅に入ったので家賃は安く済みました。
仕事の飲み会は少なかったし、プライベートでもそこまでお酒を飲まなかったし、ブランド品にも興味がありませんでした。
公務員時代、最後に異動した部署こそブラックでしたが、それ以前は定時〜1時間残業くらいで帰っていたので、ストレス発散のために飲みまくる・買い物しまくるといったこともなかったです。
ゴルフや自動車や海外旅行のように、まとまった金額が必要な趣味もなかったです。とはいえ、働き始めた後にアメリカやカンボジアに旅行したこともありますから、まったく海外に行けなかったわけでもありません。それに、使うときは一気に数万円使うことも普通にありました。ソシャゲは3年間で10万円溶かしました。
また、奨学金の返済もなく、家には住宅ローンもありませんでした。これは両親と祖父母に感謝です。
反省があるとすれば、一定額が貯められたのなら、途中から貯金ではなく積立投資に切り替えればよかったなーということですね。それに、今思い返せば、もっと上手なお金の使い方もあったと思います。
とはいえ、これは痛い目も見ながら勉強した今だからこそ分かることですし、過去は過ぎ去ったものなのでしょうがないですね。
買い物をするにも、セミナーや講座で勉強するにも、病院に行くにも、投資を始めるにも、退職して新しい仕事を探すにも、貯金があるかどうかでかなり心持ちが変わります。
実際、私が公務員から個人事業主になったときも、しばらく無収入でも生活できる程度のお金があったことはかなり心強かったです。
もし貯金が全然ないなら、私は貯金したほうがいいと思います。
とはいえ、財布の紐を締めすぎるのも辛いですね。細かく節約するのって窮屈ですし、かえってストレスが溜まって爆買いしちゃったりしますし。
外食したり、遊んだり、旅行に行ったり、道具を買ったりすることで得られる経験って、確実にあります。
実際、私の知人は貯金はあまりなかったようですが、いろいろな飲食店へ行って飲んだり食べたりしているうちに情報網ができ、同時に大勢の人たちと知り合ったようです。そういうのもいいなーと思います。
貯金は盾なので、一定の防御力はそこで確実に維持しつつ、残りのお金は矛として意識的に使っていくのがベターじゃないかなと思います。