私が「紙の手帳」を使わなくなった理由

私が「紙の手帳」を使わなくなった理由

私が「紙の手帳」を使わなくなった理由。

それは、手帳を使いこなそうとするのを諦めたからです。今はGoogleカレンダーですべての予定を管理しています。

紙の手帳にはずっと憧れがありました。年末などに手帳コーナーに行くとテンションが上がりましたし、おしゃれなデザインやお役立ち情報なんかが掲載されている手帳を眺めては「今年こそ手帳を使いこなすぞ!」と決意を固めていたものです。

私はなんとか手帳を活用したくて、「手帳術」を本やWEBサイトで調べ、いろいろな製品を試しました。マンスリータイプやデイリータイプ、バーチカルタイプやホリゾンタルタイプ、365日書けるタイプや半年分のタイプ、凝ったデザインのものやシンプルなデザインのもの、無地のものや罫線入りのもの、ガントチャートやTODOリストが書けるもの、占いに沿っているものや雑学が書いてあるもの、ノート型やバインダー型、エトセトラエトセトラetc…。

まあ、結局無理だったんですけどね。

ペンの色を変えようがシールを貼ろうが、手帳の種類を変えようが、結局私はアナログの手帳を使いこなすことは一度もできませんでした。

私はとうとう諦め、それまで手帳と共に並行して使っていたGoogleカレンダー1本に絞ることに決めたのです。

何かをメモしたいときには、別にメモ帳やペンを使えばいいですし、スマホに打ち込むこともできます。少なくとも私の生活においては、それで事足りました。

「手帳はなくてもいいのでは」と気づいたのは、2023年のことです。某有名トップレベル大学の医学部で学び部活にも励んでいる学生さんの話を聞く機会がありまして、その人も手帳は使わず、Googleカレンダーで予定を管理していると仰っていました。

私よりはるかに頭がよく予定も多いであろう学生さんが、手帳を使わないというのです。凡庸かつ手帳を使うのが苦手な私は、ますます手帳を持つ必要性がないと感じました。

もちろん、手帳を書くことが好きだとか、デジタルツールは苦手でアナログ手帳のほうが使いやすいという場合は、それで全然いいと思います。

しかし、私は手帳をうまく使えないことに自己嫌悪すら抱いていました。生活を便利にするために手帳を買ったのに、そのツールによってかえって窮屈な思いをしていたら、本末転倒です。

私はようやく気づき、20年近く買い続けていた紙の手帳を使うことをやめました。

今はGoogleカレンダーに予定を入力し、パソコンやスマホやタブレットから確認しています。予定が入れば、その場でパパッと打ち込むなりコピペするなどして記録します。今は予約システムや乗り替え案内サービスなどがGoogleカレンダーと連携できることも多いので、手帳にメモしていた頃よりも正確な情報を記録できます。

手帳が無くなった分、バッグは軽くなりました。最初は少し不安で、寂しい気持ちにもなりましたが、やがて慣れました。

以上が、私が「紙の手帳」を使わなくなった理由です。もし、どうしても手帳が使えなくて悩んでいるのであれば、一度手放してみるのもアリだと思います。手帳がなくても問題なければそのままでいいし、やっぱり手帳が必要とわかれば、また使い始めればいいわけですので。

Wrote this article この記事を書いた人

Sawako

元公務員フリーランス。日々模索中。好きなものは本とお茶と果物。仕事はWEBライティングを中心に、WEBメディア運営アシスタント・役者など。

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