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29歳の女が歯列矯正をした体験記

こんにちは、さわこです。
今回は、私が経験した歯列矯正治療のお話です。

私は29歳で歯列矯正を始め、約3年かけて歯並びを直しました。
そこで、私が矯正を始めたきっかけや具体的な治療の流れ、費用感などをお伝えします。

「歯並びを治したいけど、歯の矯正治療って実際どうやるんだろう?」
「歯列矯正は痛いんじゃないかと不安…」
「お金がかかると聞くけど、実際どれくらいの金額なんだろうか?」

こんな疑問をお持ちの方のお役に立てれば幸いです。

歯の矯正をはじめたきっかけ

完全に友人の影響です。

もともと、私は前歯や奥歯が曲がって生えていました。
笑顔で写真を撮っても、ズレた歯が気になって仕方なかったです。

噛み合わせが悪いので口の中を傷つけたり、サ行の発音がしづらかったりといった悩みもありました。
とはいえ、歯列矯正に興味を持ってネット検索してみるも、高額な治療費や痛みへの恐れから、なんとなく何もせずに過ごしていました。

そんなある日、友人が歯列矯正を始めたんです。
身近な仲のいい友人が矯正をしている、というインパクトは私にとって大きいものでした。
「このタイミングを逃したら、自分は今後も歯列矯正を絶対やらないだろう」
そう感じて、矯正を始めることを決めました。

矯正歯科の探し方

歯医者選びをするときは、ネットで家や職場から近い病院を検索しました。
「通いやすいか」は重要です。
始めは月に1か月に1回通院するので、物理的な距離が近くないと、自分の負担が大きくなるからです。
ネットで病院を見つけたら公式サイトや口コミを読み、仕事帰りや休日を使って、無料カウンセリングを受けました。
私が注目したポイントは以下のとおり。

  • 職場から通いやすい
  • カウンセリングで来院したとき、患者が多いと感じた(来院人数と電話の数で判断)
  • 院内が明るくて清潔
  • スタッフの方々が明るく、雰囲気がいい
  • 先生が穏やかでにこやか

最終的に4件の歯科医院を見て回り、治療する病院を決めました。

歯列矯正治療の流れ

私がおこなったのは、ブラケット矯正です。
歯にワイヤー入りの装置をつける方法で、「歯列矯正」と聞くと真っ先にイメージする方も多いんじゃないでしょうか。

具体的な治療の流れを以下に記載します。

  • 検査および説明
  • 親知らずの抜歯手術
  • ブラケット(矯正装置)の装着
  • 通院
  • リテーナー(保定装置)の装着

まずは検査として、先生の診察、レントゲン撮影、デジカメ撮影をおこないました。
その結果、私は上顎前突(要するに出っ歯)の不正咬合と診断されました。

同じタイミングで、自分の矯正プランと支払い方法を決めました。
矯正にも、部分矯正か全体か、ブラケット法かマウスピース法か、ブラケットの種類は、…など、いろいろ選択肢があります。
ここは先生と相談しながら、自分が納得するものを選びました。

私がメタルブラケットを選んだのは、「他と比較して安いから」「今のブラケットは目立たないデザインになっており、見栄えを許容できると思ったから」です。

抜歯など絶対に絶対に絶対にしたくなかったのですが(痛そう)、矯正歯科で「埋没した親知らずを抜かないとダメ」と言われ、泣く泣く紹介状を持って大病院に行きました。
大病院に行ったのは、歯肉を切るためか、矯正歯科では抜歯ができなかったからです。これは私が生まれて初めて受けた「手術」になりました。
抜歯手術は一度では済まず、私は3本抜くために、大病院に3回通う必要がありました。

矯正治療では、この抜歯過程が一番つらかったです…。

痛み止めの薬を服用するので、麻酔が切れたあとも、想像していたような「痛み」はありませんでした。
それでも、体の一部を切り取っているため、患部が腫れたり、口の中に血の塊(血餅)ができたりして、QOLは一気に低下。
食べ物が噛めないので、ウィダーインゼリーで生きていました。傷がふさがって抜歯できるまでの辛抱です。

抜糸できたら、いよいよ矯正に入ります。
この段階ですでに数ヶ月かかっていますので、歯列矯正は気の長い治療であることがよくわかります。

さて、矯正はブラケットが外れたら終わり、ではありません。リテーナーをつける必要があります。

リテーナーとは保定装置、つまり「歯の後戻り防止の装置」です。見た目はマウスピースそのものです。
ブラケットで歯並びを直しても、放置しておくと元の位置に戻ってしまうので、しっかりと矯正位置に固定する必要があるわけです。

リテーナーも、食事時以外はつけ続けます。
ブラケット時は毎月通院でしたが、リテーナーになると、通院間隔が1か月ごと、2か月ごと、3か月ごと…と伸びていきました。
抜歯手術をしてから矯正装置をつけて2年、リテーナー装着で1年、完全に矯正が終わるまでには3年かかりました。

以上が私の歯列矯正の流れです。

歯列矯正中に困ったこと

いざ矯正が始まったら、4つのことに悩まされました。それが

  • マウスピースの掃除
  • ゴムかけ
  • 口内炎
  • 歯磨き

です。

私はいきなりブラケットではなく、まずマウスピースをつけて、ある程度歯を動かすことになりました。

透明のマウスピースを作り、食事のとき以外はずっとつけ続けます。
このマウスピース、何が大変かというと、手入れですね。歯垢や飲食物の着色で汚れてくるんです。

始めは水と歯ブラシで掃除していましたが、最終的には、定期的にポリデントで洗浄しました。

私は自分で試してポリデントに落ち着きましたが、もし歯科医院でおすすめされている洗浄剤があれば、それでもいいかもしれません。

マウスピースを数週間つけたあと、ブラケットを装着することになりました。

ブラケットで鬼門だったのは「ゴムの装着」です。
ブラケットは、歯の1本1本に装置とワイヤーをつけるだけではなく、上顎と下顎のあいだに左右とも橋渡しのようにゴムを引っ掛けて、歯を引っ張る仕組みです。
このゴム掛けが最初のうちはなかなかうまくできず、困りました…。
とはいえ、毎日食事のたびにやっていると、徐々にできるようになりました。反復学習というわけですね。

矯正の初期は、口内炎に悩まされました。口の中に金具があるので、どうしても引っかかったり擦れたりして、口内が荒れてしまうんですね。
ただ、人間はマイナス面にも慣れる生き物らしく、口内炎もそのうち慣れました。

やっかいなのが、歯みがきでした。
矯正装置の隙間に、とにかく食べ物が挟まるんですね。
虫歯になるわけにはいきませんから、歯みがきは、かなり丁寧にやる必要がありました。
私は歯科医院で買った歯ブラシのほか、フロスや糸ようじを使いました。
人生で一番歯みがきに神経を使った時期だったように思います。

マウスウォッシュでの口内洗浄も毎日していました。
私が使っていたのは、ジョンソン・エンド・ジョンソンのリステリン トータルケア プラスです。

トータルケア ゼロプラスも使いました。低刺激でノンアルコールがいい人は、ゼロプラスのほうがおすすめです。

歯みがきとリステリンのおかげで無事に、虫歯ゼロで矯正を終えることができました。

ちなみに、ブラケットをつけると、ガム・キャラメル・お餅が食べられなくなります。
装置が外れやすくなるためで、もちろん、お団子など似たようなものもダメです。お餅好きの私はつらかったですね。

料金と支払い方法

私が全期間で支払った治療費は、約90万円です。
クレジットカードで通院するたびに支払う分割払いでした。分割払いにかかる手数料はなかったです。
また、ブラケット装着時とリテーナー装着時で金額が変わりました。
治療費は高額ですから、収入や貯金の範囲で、無理のない支払い方法をお医者さんと相談するのがおすすめです。

歯列矯正は健康保険の適用外(例外あり)

歯列矯正は自費診療なので、健康保険が使えません。
ただし、「厚生労働大臣が定める疾患」など保険が適用される場合があるので、もし該当しそうであれば、お医者さんに相談してみてください。

参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは」

確定申告して医療費控除を受ける

大人でも、治療目的の歯列矯正であれば医療費控除が受けられます。
医療費控除とは、簡単にいえば「1年間で10万円以上の医療費を払った人は、税金を軽くします」という制度です。

控除を受けるためには確定申告が必要であり、領収書は必ず取っておく必要があります。
病院に通うための公共交通機関の運賃も対象になるので、金額をメモしておくといいですね。

また、医師の診断書も必要です。診断書は病院に依頼して書いてもらうものなので、歯科医院に問い合わせてください。

おわりに

以上、私が歯列矯正したときの体験記でした。

矯正中は、やはり多少の痛みや装置のわずらわしさ、通院の面倒さ、出費の痛みなど、いろいろあります。
それでも、痛みは過ぎれば忘れますし、お金も分割払いにすれば月々の負担を軽くできます。

私は、歯列矯正をやってよかったと思います。

鏡を見るとき、綺麗な歯並びを見ると嬉しくなります。
歯みがきがしやすくなったとか、口内炎ができにくくなったとかいろいろメリットはありましたが、やはり見た目がよくなった、というのは何者にも代え難い価値です。
もっと歯を大事にしようという意識も芽生えました。

もし、矯正をしようか迷っているのであれば、「やってみてはいかがですか?」とお声がけしたいと思います。